地雷の特徴
殺人を目的としない
多くの地雷は、兵士の手足を失わせることを目的にしています。
傷ついた兵士を他の複数人の兵士まで運ぶため、戦える敵の兵士の数を減らすことができ、
手足を失い苦しむ姿を他の兵士が見ることで、戦う気力を失わせることができます。
地雷は身体的にも精神的にもダメージを与える兵器です。
安い
地雷の単価は1個300円程度。
財政が厳しい国の軍隊にとっても使いやすい兵器です。
1970〜90年代に各地で頻発した内戦で多くの地雷が使われ、今も約60カ国に地雷が埋まっています。
ずっと残る
一度設置されると、発動するか除去されるまで、その場に残り続け、爆発する機会を待ち続けます。
無差別に攻撃する
地雷は相手を選ばず無差別に攻撃します。
そのために被害者の多くは戦争に参加しない一般市民となっています。
戦争が終わっても、買い物中、通勤通学中など普通の生活の中で、多くの人々が地雷の被害にあっています。
現在でも、世界中に多くの地雷が残り続けており、人を攻撃する機会を待ち続けています。
この様な理由により、地雷は、『悪魔の兵器』と呼ばれています。